デッサンの描き方はモチーフによって描くコツがありますが、
初めて描く人のためにデッサンの手順をまとめておきます。
まず、最初に何をすればいいのか?
いきなり思いつくままに描いていいのか?
描く順番などはあるのか?
このデッサンの描き方の手順を覚えておくことで、
上達速度がどんどん上がってきます。
しっかりと身に着けて下さい。
但し、注意して欲しいのですが、絵の描き方に決まりはありません。
あくまで参考にして下さい。
絶対にこうやらないといけないと決めて描くと楽しくありませんし、うまく描けなくなってしまうこともあります。
基礎を抑えておこう、程度の気持ちで読み進めてみて下さい。
デッサンの描き方3つのステップ
1構図を決める
2形をとっていく
3描き込む
以上が簡単なデッサンの描き方です。
1つずつ解説します。
1構図を決める
まずは、モチーフを描きたい角度を見つけて、その描きたいように見える場所を見つける作業になります。
この構図の決め方としては、まずはいろんな角度で数枚、簡単に描いてみることです。
描く紙は裏紙を使い、簡単にささっと描いてみるのがコツです。
それから、本当に描きたい構図を選んでいくとうまくいきます。
2形をとっていく
さあ本番です。
まずは大雑把な輪郭を描いていきます。
一発で輪郭が描けるわけではないので、描いては消しの作業の繰り返しをしていきます。
ですから、最初から濃く描いてしまわないように注意が必要です。
最初から強く濃く描いてしまったら、消した時に汚く跡が残ってしまうことがあるのです。
大体の輪郭が描けたら、今度は影を付けていきます。
明るい部分と暗い部分を描いていきます。
細かい部分は後回しにして、まずは大まかに明暗を描いていきます。
この時の技として、薄めでみることがおすすめです。
全体の明暗がぼやけて見えるので、細部を気にせず大まかにとらえることが出来ます。
3描き込む
後は、しっかりと細かい部分の陰影も描きこんでいく作業になります。
とにかく細かく描いてください。
以上で、完成になります。
このように、手順で説明するとデッサンが簡単に思えたのではないでしょうか?
最初は手順通りにやりながら、慣れてきたら自分の思うように自由に描いてみると良いかもしれません。
また、次にあげるデッサンのコツを覚えておくとうまく描けないときに役に立つかもしれません。
デッサンの描き方4つのコツ
1目で正確に測る
デッサンは正確に描くことがコツですが、
正確に描いているつもりでも歪んでしまったり、
バランスが悪くなったりしてしまうことがあります。
そこで、細い棒などを使って正確に測って描くとうまく描けます。
縦横の比や模様も正確にみたままに描きましょう。
ピカソもデッサンを描くときには完璧に正確なデッサンを描いていたようです。
2明度を見る
鉛筆デッサンは白黒ですが、実際の世界は色がついています。
その色がついている世界を白と黒で見るようにしてみましょう。
光が当たっている部分と当たっていない部分とが把握出来るように、明度を見るようにして下さい。
モノクロの写真をとったらどうなるかを想像して描いていきます。
明度をしっかりと見ることが出来たら、あとはしっかりと明るい部分と暗い部分を描いていくことです。
明るい部分は後から消しゴムで白くするのも一つのコツです。
3硬さ柔らかさを表現する
硬さや柔らかさをしっかり表現することがコツです。
硬さは直線で描きこみ、柔らかさは曲線で描いていくなどのコツをつかむと表現の幅が広がります。
4輪郭線を描かない
輪郭の線をくっきり描いてしまいどこか不自然なデッサンになってしまうことはよくあります。
実際の世界には輪郭の線はありません。
輪郭を描く際には、面と影を描くことで輪郭が表現されるようにするとうまく描けます。
以上、デッサンの描き方4つのコツを描きましたが、うまくいかないときには思い出して実践してみて下さい。
あくまでこれだけで完璧にうまく描けるわけではありませんが、自分なりにしっかりとコツをつかんでいくことが重要です。
デッサンのコツについて更に詳しくはこちら!
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本格的にデッサン力を身につけるコツと練習方法